持続可能な資産配分を検討する 前編

資産形成

目的を明確にする

 「人生100年時代」を見据えてある程度の余裕を持った暮らしをするためには「資産運用」は絶対に必要です。
 問題は、「いつ・何に・どれくらい」投資を行うかだと思います。
 ただし、気を付けないといけないのは、あくまでも投資の目的は「老後にある程度心に余裕のある生活を送るための生活資金の確保」であって、投資・資産運用はその手段であることを常に肝に銘じておく必要があります。なぜこのような話をするかというと、長期間資産運用しているとトレードや資産運用自体を目的と勘違いしてしまうことが少なからずあるからです。
 目的を明確なものとして、これまでの投資経験や知識を活かして検討してみます。

現在の資産状況

 2019年12月現在の資産状況です。
 以前にも公開しましたが、今現在も大きく変わってはいません。
 ここにある「個別株」はいわゆる塩漬けとなっているもので、ここも見直さないといけないのですが機を見て一気に決済してしまおうと考えていますが、今のところそういうものが残ってしまっている状態です。「個別株」については自分の中ではもうやめてしまっているので早めに処分しようと思います。

 現金の比率が非常に大きくこの部分を何とかしないといけないと思いながら何年も放置し続け今に至っています。。。

エンダウメントって知ってますか

 投資の世界で「エンダウメント」という言葉を聞いたことありますか?
 英語で「endowment」。Weblioで翻訳すると、「 寄贈 」「 (寄付された)基本財産 」などと訳されます。ですが、投資の世界ではアメリカの名門大学の基金の事を指します。
 なぜかというと、アメリカの名門大学、ハーバード大学やイエール大学など、アメリカの名門大学は、卒業生や関係者から寄付金を得て、その資金も使いながら大学経営を行っているからです。
 ちなみにハーバード大学の出身の起業家にはビル・ゲイツさんやマーク・ザッカーバーグさんなどがいます。なんだか日本とはスケールが違いますね。。。
 そしてそれらの大学には資産運用専門の部署があって、それぞれものすごい金額を扱っていてパフォーマンスもすごいんです。

https://www.nacubo.org/ より

 上記のデータはこちらからで見ることができます。
 TOPはハーバード大学でなんと!360億ドル日本円にして約4兆円近くの資産を運用していて2016年から2017年にかけてのパフォーマンスは4.3%。スタンフォード大学に至っては10.7%のパフォーマンスであることがわかります。
 この資料に掲載されている大学は818校にも及びます。そのパフォーマンスの平均は8.9%で中央値でも6.0%です。パフォーマンスがマイナスであった学校はほんの数えるほどしかありません。

ハーバード大学のポートフォリオ

 では、資産額で圧倒的No.1のハーバード大学がどのようなものに投資しているか見てみましょう。

 ハーバード大学のAnnual Reportより(pdfファイル)

 日本語で分かりやすく円グラフにしてみると

 このような感じです。
 もう少し細かく見ると株式でも米国株、先進国株、新興国株などに分かれているのですが、まずは大まかな配分を把握することにします。
 株式・債券以外の割合がかなり高いことがわかります。プライベートエクイティや不動産、商品など株式・債券以外への投資を「オルタナティブ投資」と言います。
 ハーバード大学の場合、その「オルタナティブ投資」をかなり積極的に採用していることがわかります。

個人ではエンダウメントのポートフォリオの再現は無理

  個人ではエンダウメントのポートフォリオの再現は無理です。

 エンダウメントのポートフォリオを規模を小さくしてそっくりそのまま真似しようと思っていたのですが、個人ではアクセスできない、プライベート・エクイティ(未公開株)やヘッジファンドへの割合が非常に高く、そこが肝と言ってもよいくらいのポートフォリオなので、まず無理です。
 ちなみに、ハーバードだけではなく他の大学もおおよそ同じような構成になってます。
 2016年のものですが、エンダウメント1億ドル以上の平均的な構成もおおよそ同程度です。

https://caia.org/ の資料より引用

 やはり、プライベート・エクイティとヘッジファンド(ここではAbsolute Returnがそれにあたります)が大きなウエイトを占めています。



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